2022年横浜YMCAフェスタ~私たち会員の集い~

2022年9月23日(金・休日)、新型コロナウイルスの影響から対面参加者は湘南とつかを会場とし、オンラインのハイブリッド形式で開催された。

2019年度までビーチボールでバレーボールを行っていたが、この2年間、コロナ禍の影響もあって実施できなかった。会員がYMCAを知り、交わり、楽しめる新たなプログラムを企画した。2月の会員大会~ピースフォーラム~は、平和の学び・研修の日、9月のYMCAフェスタは、維持会員の交流を目的とした。新たな名称は、『横浜YMCAフェスタ~私たち会員の集い』とし、会員が主体的にYMCAに関わり交流し、会員の満足につなげ、維持会員の増強にもつなげたい。

【司会】

会員事業委員 岡 進さん & 金石 万希さん

【開会礼拝】(9:30-9:45)

(1) 聖書 2022年度横浜YMCA基本聖句『ホセア書10章12節』

「恵みの業をもたらす種を蒔け 愛の実りを刈り入れよ。新しい土地を耕せ」

★横浜YMCA常議員会議長 鈴木 茂さんにお祈りいただいた。

(2) 続いて、横浜YMCA会員事業委員会委員長の古賀健一郎が、「会員事業委員会は、横浜YMCAが大好きで、維持会員の方々がどうにかして交流できないか、YMCAの事をもっと知って、仲間と楽しい時間を過ごせないかを考え続け、新たに『横浜YMCAフェスタ~私たち会員の集い~』の開催を決めた。

★ 強い義務感をもとう 義務はすべての権利に伴う ★

今回は「共生社会を目指して」との主題を掲げ、困難なことがあっても自立や就労をし、社会の一員になっていくことを目指すオルタナティブ事業と、国際・国内支援、ウクライナ支援活動に焦点を当てたプログラムとした。ワイワイトークタイムでは、皆様で交流の時としたい。……」と挨拶した。

(追記)

会員事業委員会において、今年度はコロナ禍でもあり交流も制限されたが、次年度以降は、新型コロナウイルス感染状況をみながら、三浦YMCAグローバル・エコ・ヴィレッジも活用しながら、多くの方が会場参加して交流ができる『フェスタ(イメージとしては学園祭のように参加者が自由に各ブースを回遊する)』計画も検討したいと考えている。

【プログラム】

(1) ≪見たい!知りたい!聴いてみたい!シンポジウム≫(9:50-10:20)

~アンジュのパンの裏側-オルナティブ事業~

★YMCAの事業の一つであるオルタナティブ事業を取り上げ、担当者、当事者、リーダーからアンジュのパンの裏側の活動内容を聴いた。

・おいしいパンを作っている「アンジュ」は一人ひとりの個性を大切にしながら、「社会参加」「自立」に向け共に歩んでいる。

(2) ≪新聞エコバッグ作りに挑戦≫(10:20-10:40)

★環境にも配慮して、利用者の方が作っている新聞紙でできるエコバッグを作った。

(3) ≪みんなで健康体操!≫(10:40-10:50)

(4) ≪交流 ワクワクトークタイム≫(10:50-11:20)

~YMCAとわたしたち-YMCAでやりたいこと、やれること~

・オルタナティブ事業の話を聞いた感想や、自分がYMCAでできること、やりたいことなどを話し合った。

・共通の関心を持っている方との出会いから、新しい一歩を踏み出すきっかけになる場でもあった。

(5) ≪見たい!知りたい!聴いてみたい!≫(11:20-11:45)

国際・国内支援プログラムの紹介

① YMCAが行っているタイやミャンマーの報告。

・自分ができる「国際貢献」が見つかったかもしれない。

② ウクライナ支援の現状について報告

⦅5ヶ月前、いとこと叔母と一緒に、ウクライナから避難されて日本に来られたボドス・アリナさん(21歳)に、対面にてお話を伺った⦆

★★(ボドス・アリナ Khodos Alinaさんの横顔)

・ウクライナの大学で観光を勉強し、YMCAで日本語も勉強している。新しい人に会ったり、音楽を聴いたり、友達と出かけるのが好きだそうです。

★日本の印象-「親切で素晴らしい人々と美しい自然をもつ素敵な国だと感じる。日本の年配の方は、学生という学ぶ立場でなくなっても、スポーツをしたり、語学を学んだり、外での活動的行動…など新しい経験する年配の方が多いことに驚いた。」

★ウクライナ状況-「ウクライナの厳しい状況は、家族や友人から聞けるが、出来るだけその話題には触れないようにしている。テレビで知ることはない。インスタグラムやテレグラムななどソーシャルメディアを使って現地のことを気にかけている。」

★私たちにとってどんな支援ができるか?-「日本政府のウクライナへの支援に感謝している。私たちの個人レベルでは、ウクライナで学び取得した資格が日本で生かされないか。専門分野で日本語の習得が必要となる。“私たちも日本で役に立ちたい”との気持ちがある。文化的な面、言語的な面で乗り越える問題はあるが・・・」

★日本人に伝えたいこと-「ウクライナはロシアと同じ国でないことを知ってもらいたい。私たちの伝統と言語、歴史はロシアと異なる。私にとってのウクライナの魅力は自然と伝統です。ピンク色の湖、美しい山、渓谷だったり美しい風景がある。ウクライナ人はオープンマインドで、のんびりしている面がある。将来、ウクライナを訪れてほしい。」

➂ 「横浜YMCAの国内、ウクライナを含むさまざまな支援

活動を(今日はその一端でしたが)知ることができた。また

ウクライナの方と互いに理解し合って関係を深めている

こともあらためて知った。これからも様々な支援活動が展開されていくと思うが、私たち維持会員も、“共に生きる、分かち合う”との視点で、自分たちができる方法を見つけて貢献していきたい。」(司会者の岡 進さん)

【横浜YMCAの維持会員の活動について】

★会員事業委員 後藤 美紀さんからのアピール

「横浜YMCAは愛と奉仕の精神に基づき、誰もが公平に将来の夢や希望を描ける平和な社会の実現に取り組んでいる。また、YMCAのネットワークを通して、国際地域活動を展開している。そして私たち維持会員は、ボランティア活動への参加、各委員会活動、各種イベントへの参加、そして維持会費の納入を通して横浜YMCAを支えている。維持会員の私たちの活動は多岐にわたる。この後には、10月にはチャリティ―ランがある。

11月には各YMCAのバザー。12月17日には横浜海岸教会で横浜YMCAクリスマス礼拝がある。そして、2月には昨年“ピースフォーラム”として開催した会員大会もある。ピンクシャツデーや各YMCAで行っている活動など、ここでは紹介しきれない活動が本当に多くある。これらの活動は毎月届く『横浜YMCAニュース』『横浜青年』や

★ 強い義務感をもとう 義務はすべての権利に伴う ★

横浜YMCAのホームページでご覧いただける。ぜひ、“明日の笑顔を輝かせる為に” 横浜YMCAの活動を皆で支えていきたい。そして、”新しい出会いや皆様の想いを生かせる場所がYMCAにはきっとある’との想いをつなげていきたい。どうぞよろしくお願いしたい。」と話された。

【閉会礼拝】(11:45-12:00)

佐竹 博 横浜YMCA総主事は、「コロナ禍のこの3年間、維持会員の皆様のお支えによって、YMCAは何とか活動を続け、多くの青年や大人の方々、地域の方々、また世界の方々とつながり、事業活動が継続されている。今日は会員の皆様の相互のつながりと、YMCAをよく知っていただきたいと事業の紹介もあった。ワークサポートセンターの方々は、世の中に出て社会を構成する一人として活躍する為に、日々楽しみながらスキルを身につけようとしている。それを支えるスタッフやボランティァの多くの方に感謝したい。こうした活動を通して、多くの方々が理解を深めていくような活動となることを願っている。また、国際関係の話題についても紹介された。(今日はウクライナ方の話でしたが…) ‘今私たちの近くにいる人たちと相互に理解し合って活動していく、共に生きていくことが大事だ’と感じていただけたらありがたい。ウクライナの皆様とのお付き合いは半年程過ぎたが、ウクライナの方々は私たちの“隣人(となりびと)”になろうと努力されている。私たちもまた、“隣人”になれるように、ますます理解を深め、共に歩んでいけたらと思う。」と挨拶された。

★最後に。『横浜YMCA-私たちの使命-』を皆で交読して会を閉じた。

【YMCAマルシェ】(12:00-13:00)

~販売ブースにて~

★共生社会創出を願うマルシェ。美味しく、楽しく、物品購入を通した交流、『国際貢献』の場でもあった。

・ウクライナの伝統菓子リンツィやお人形・株式会社近澤レース店のウクライナ支援ハンカチ・ミャンマーのフェアトレードコーヒー・タイのパヤオクラフト・アンジュのクッキーなど関連品

私たち維持会員は、それぞれの想いでYMCAに関わっているが、今日の会を通して、『YMCAの活動の奥深さ』にますます気づかされる。この横浜YMCAフェスタは、YMCAの活動をもっと知り、YMCAと一緒に活動していける何かが

見つかるように、一緒に活動する仲間と繋がれるように、そして自分自身も、地域がさらに良くなっていく活動に繋がるようにとの願いが込められている。

第 26 回東日本区大会開催(甲府にて)

第 26 回東日本区大会は、甲府21クラブをホストとして、6月3日・4日、山梨県甲府市近郊にある APIO 甲府で、前日の大雨で交通機関が乱れる中、約300名の参加者を得て盛大に開催された。テーマは「かふふ・く」。その意味は「甲府・来(甲府に来て、幸せになってもらう)」である。コロナ危機の影響もあって、久々の4年ぶりとなるリアル(対面式)の東日本区大会となった。

(湘南・沖縄部からの参加者)

(1) 【6月3日(土)】

(13:15)【オープニングセレモニー】

オープニングセレモニーは、山梨英和高校聖歌隊・ハンドベルの美しい演奏であった

(13:35)【バナーセレモニー】最初のプログラムは「バナーセレモニー」

東日本区の佐藤重良理事を先頭に、7部の各部長及び59クラブの代表者が、各部およびクラブ旗を掲げてステージに整列する姿は正に壮観で、湘南・沖縄部は小松仲史部長(厚木)を先頭に古賀健一郎横浜クラブ会長と続いた。


(14:00~14:15)【開会宣言・開会点鐘。聖書朗読・祈祷、歓迎の祝辞、来賓祝辞】

佐藤東日本区理事の開会宣言・点鐘にはじまり、来賓の樋口雄一 甲府市長、田口努日本 YMCA 同盟総主事、利根川恵子アジア太平洋地域次期会長、及び、田上正西日本区理事の皆様から祝辞をいただいた。

(14:35~15:10)【メモリアルアワー】

年度内に永眠された13人の方々を偲ぶひと時、「メモリアルアワー」。心に響くナレーションに、それぞれの方々のワイズでのお働きに耳を傾け、黙祷を捧げることができたことは感謝であった。今年2月急逝された日下部美幸ワイズ(鎌倉クラブ)も含まれていた。

(15:15~16:20)【理事報告、代議員会布告、部長報告、事業主任報告、ワイズメネット報告】

佐藤理事より今年度の区総括としての理事報告、長谷川代議員会議長の代議員会報告と続き、7部長、区事業主任、及び、ワイズメネット委員長の年度締めくくりの報告があった。

(16:30~17:25)【石丸謙二郎さん講演】

今大会の講演は「世界の車窓から」(テレビ朝日系)ナレーション担当(2016年から1万回達成)の石丸謙二郎氏。下記は<彼の紹介のメッセージから>

「わたしは、ワイズメンのボランティアに対する考え方が、非常に自分の普段の考え方に近いものだと思える。常日頃から、こうすれば人は気持ちよく過ごせるだろうとか、他人の家までも掃除してあげるとか、してあげたい気持ちばかりが浮かんでくる。特に山や海で遊ぶことの多い私で、一人ではできない事ばかり。そんな時、みんなの手を借り、みんなで何かを成し遂げる事に喜びを感じている。おそらく子どもの頃に、大分県の田舎で育ち、多くの人から、「してあげたい精神」を学んだと思う。」

(17:30~18:25) 【ユースアワー】

「ユース活動報告」「松本クラブ支援留学生報告」があり、ワイズメンとしての

YMCA支援の大切さが伝わってきた。

(18:45~20:30)【晩 餐 会】

多くの参加者が大変楽しみしていた、初日のメインイベントの“晩餐会”。晩餐会はさまざまな食材での美味しい料理を賞味しながら、ステージでは楽しい出し物が披露され、参加者の皆様と、クラブ、部を超えて、大変楽しい歓談の時であった。

(写真は、晩餐会の同じテーブルにの東京江東、所沢、甲府21、長野、沼津、横浜クラブの方々)

★ワイズ入会のきっかけ、YMCAと協働のことなど、さまざまな話題で楽しくお話ができた。

アピールタイムとして、最初に第30回アジア太平洋地域大会 in 香港の大会、次に第27回西日本区大会のアピール、そして熱海クラブのチャーター60周年記念例会、そして 第27回東日本区大会(十勝)のアピールがあった。

(2) 【6月4日(日)】

二日目の6月4日は、前日とは打って変わって、大変良い天気になった。

(8:15~8:55)【日曜礼拝】

説教「復活の主との出会い」(宍戸俊介牧師(愛宕町教会牧師)

使徒言行録9:1~5、第一コリント15:3~8

宍戸牧師は、「ここまでキリスト信者を迫害しキリストに敵対してきたサウロは、生きておられる復活の主に出会い、徹底的に打ち砕かれた。人間の命を奪ってまで貫こうとしていた傲慢不遜な人間は、生けるキリストによって打ちのめされ、新しく生まれ変わる道がサウロに備えらえた。サウロは目を開かれ、キリストによって導かれる信仰の世界に生きる人間へと変わっていった。皆様の今日の会の上に、これからのそれぞれのお働きの上に、主が共に歩んで下さり、み言葉が語りかけられ、主の憐みと慈しみが豊かに与えられ支えられますように…」とお祈りされた。

(09:00~09:50)【表彰式】(事業表彰、奈良傅賞、理事表彰)

2022~2023年度東日本区表彰では、横浜つづきワイズメン&ウィメンズクラブが、理事表彰として、「最優秀クラブ賞」を受賞した。

湘南・沖縄部の仲間として、心からお祝い申し上げたい。

(活動内容)

TKB(ツヅキ・カワイイ・バーチャンズお仕事会)の高齢者施設と保育所へのお誕生日カードのお届け/ウクライナ避難民の方方々への手編みマフラーの送付/You&Iコンサートの再開など…。

(09:55~11:06)【理事就任式・引継ぎ式、役員引継ぎ式】

理事就任式・引継ぎ式そして役員等の引継ぎ式と、司式者の利根川アジア太平洋地域会長代理および司会の宮内友弥(元)理事の進行が、滞りなく厳粛に遂行された。

(11:10~11:40) 【閉会式】

閉会式では、佐藤理事の締めくくりのご挨拶をお聴きした。「未来に向けて今すぐ行動しよう」そして「誰かのために奉仕して 自分のための楽しいクラブライフを!」との主題とスローガンを、この一年間着実に実行されたそのご尽力に、深く感謝の意を表したい。

大会旗が、甲府 21 クラブから十勝クラブへ引き継がれ、東日本区大会の幕を閉じた。

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(11:45~17:30)

【オプションプログラムとしてエクスカ―ション(観光)コースのⒷコースを筆者選択】

≪勝沼ワイナリー(昼食・バーベキュー)~武田信玄菩提寺・恵林寺~桔梗信玄餅工場≫

”甲斐の国を巡る”Bコースで、(私が)最大の関心をもって訪れた恵林寺。

武田信玄の菩提寺の恵林寺。特に三門に掲げられた快川和尚の遺偈「安禅不必須山水、滅却心頭火自涼」に深い歴史の重みを感じた。

一方で温かみのあるワイズの皆様の笑顔の写真は、まさしく”ナイスショット”であった。


【最後に】

(前述した)プライベートでは多趣味な石丸謙二郎氏。65歳から始めた墨絵、ピアノ…も新たな日々の楽しみに加わっている。「NEVER TOO LATE!」(何事も遅すぎることはない!)の言葉を講演で強調された。

佐藤重良日本区理事が2022年度のスローガンで掲げられた「誰かのために奉仕して、自分のための楽しいクラブライフを!」をしっかり心に留めながら、ワイズの楽しく、豊かな交わりを通して、皆で協力し合って、一つ一つの小さな行動の積み重ねから、“心豊かな平和な社会”を築いていきたいと思う。今からでもNEVER TOO LATE!

そして、佐藤理事の【皆様、ようこそ 甲斐の国へ】のメッセ―ジの最後に記された「来た 甲斐が、あったね。」の言葉に、「まさしく、そう実感しました!」との感想をもって、本報告を終えたい。

横浜クラブ入会式(横浜クラブ2023年4月例会にて)

横浜クラブ4月例会は、2023年4月13日(木)、大髙ワイズの司会により定刻に開始。古賀クラブ会長の開会点鐘、挨拶に続いて、ワイズ信条唱和。古田ワイズによる今月の聖句朗読とお祈り。

「新型コロナウイルスと共存する新たな日常」へ歩みだす為に、“対面式での会場参加型の例会”に重点に置くことにした。(Zoom併用のハイブリッド方式は継続しながら)

そこで、今回の例会において、3年ぶりに正式のクラブ入会式を挙行した。

【横浜クラブ入会式】

(1) 入会者

≪秋元美晴さん≫(2021年4月1日入会であったが、コロナ危機の影響で入会式が延期されていた)

★大学にて日本語教育・日本語教員養成にご尽力されている。橫浜YMCA専門学校・横浜クラブ・厚木クラブ共催で毎年開かれる、日本語学科留学生による『日本語スピーチコンテスト』の審査委員長も引き受けて下さっている。

≪立花明美さん≫(2023年4月1日入会)

★本年4月より、横浜クラブの担当主事に就任された。ワイズとYMCAとを結ぶ役割を担っていただく。さらに同時に、橫浜YMCA学院専門学校の校長と横浜中央YMCA副館長に就任された。

(2) 入会式

➀立会人を下記の3人の方々にお願いした。

・鈴木茂ワイズ(本日の卓話者、横浜つづき前会長、横浜YMCA常議員会議長)

・佐藤節子ワイズ(湘南・沖縄部会員増強事業主査、厚木クラブ会長)、

・千葉裕子ワイズ(鎌倉クラブ前会長、横浜YMCA常議員)
②クラブ会長の古賀が開会の言葉を述べ、「ワイズメンズクラブ国際協会 入会式・式文」を朗読した。

➂秋元美晴さんと立花明美さんは、ワイズの入会式・式文に示された目的と意義を認め、この目的のために誠実に奉仕し、積極的に献身されることに、同意する旨の意志を表明された。

➃国際協会ワイズメンズクラブを代表して心からお二人の入会を歓迎し、ワイズバッジを付与して、お二人の入会を承認した。

★ワイズバッチの装着を佐藤節子湘南・沖縄部会員増強事業主査にお願いした。

➄記念品の贈呈を千葉裕子鎌倉クラブ前会長にお願いした。

⑥入会者の挨拶

≪秋元美晴ワイズ≫

「ワイズメンズクラブでYMCAの仕事をさせていただきながら一生を終えられたらいいなあと思っていた。日本語教育を通した国際交流にこれまで携わってきたので、クラブの諸先輩のご指導も受け、何かに貢献できたら…と思っている。」

≪立花明美ワイズ≫

「ワイズメンズクラブに関わることは初めてであり、YMCAのことを違う角度から見て活動できれば…と思っている。YMCAで経験するヒューマンネットワーク、の学びから“人のつながりあって今の自分がある”と考え。それを大切にしたい。」

⑦立会人からの祝辞

≪佐藤節子湘南・沖縄部会員増強事業主査≫

「秋元さんには既に厚木クラブの卓話などでお世話になり、立花さんとは以前、厚木YMCAでお世話になりました。ワイズの仲間としても、さらに関係を深めていきたい」

≪千葉裕子鎌倉クラブ前会長≫

「歴史ある横浜クラブですが、会員は長い間男性ばかりでしたが、お二人が入られて、急にクラブの雰囲気も華やかになって素敵ですね。今後一緒に何かできますね」

⑧古賀クラブ会長の閉会の辞で、喜びと感謝の入会式を終えた。

横浜中央YMCAキックオフミーティング

2023年4月3日(月) 16時  横浜中央YMCAキックオフミーティングが横浜中央YMCA9階チャペル及びオンライン形式にて開かれた。

横浜中央YMCAの2023年度の新たなスタートにあたって、保育園、健康教育、専門学校、高齢者、アフタースクール、語学教育、オルタナティブの各事業の第一線で活躍されている若手職員の方々を中心に、それぞれの方々のさらなる連携を図る為に集まり、ワイズメンズクラブの立場で出席した私にとっても、豊かな交わりの時となった。

最初に、横浜中央YMCAの長田光玄長が所信を述べられた。

2023年度開始にあたって、【(横浜YMCA創立150周年に向けた) 横浜YMCA VISION 2034に基づく活動方針】として①すべての子ども豊かな成長を支える機会とその環境作りの為に②子育て子育ちを地域で支える為に➂すべての人の健康づくりを支える機会とその環境作り④一人ひとりのライフステージを地域で支える為に➄積極的に社会参画するユース世代の人材育成の為に(YMCAでの“ユース”は35歳以下を呼ぶ)⑥ユースの、ユースのための、ユースによる活動支援の為(ユースが育成から活躍していく場所作りユースカンファレンス”の動き)⑦持続可能な社会、人々が共生する社会の実現の為に(SDGsなど、私たちが環境に対して、何ができるかを考える)⑧社会課題を共に担うパートナーとの連携を強める為に(地域の方々と共にYMCAが考えている運動をどう展開していくか)。

上記の8つのゴールと24の重点項目がある。各事業に携わっている方々が共有し、責任者と確認し合って、目標を実行してほしい。

また、“働く”ことをどうとらえるか?➀YMCAにとって関係の深いキーワード「こども」「家庭」「地域」「ボランティア」に対して、どういうことをYMCAがやっていくべきか考えていく。②「“プロ”意識」「“公益”財団法人横浜YMCA」(“公益”の意味を理解)「(仕事での)“成功”体験」「キリスト教」(キリスト教の教えをもって“他者への思いやり”を大切に)のキーワードも意識して、仕事にあたってほしいとの考えを示された。

この後、「トーク・フォークダンス」の企画があった。踊りではなく、フォークダンスのように、どんどん相手を変えて対話をする方法。円を描くように並べられた椅子の向かい側に、同じようにその椅子と向かい合わせになるよう、もう1周円形に椅子が並べられ、人々はそこに向かい合わせで座り、1分間ずつ対話をしたら、外側に座った人だけ左にずれていく。こうすると、どんどん新しい人と会話していくので、多くの人とコミュニケーションがとれ、たった1分とはいえ、お題(好きな食べ物、趣味 仕事のやりがい…等)が与えられて、老若男女が語り合い大変盛り上がった。

単なる交流を超えて、相手を知り、またそれぞれの相手との違いを理解しあった。

さらに、“他者を受け入れる、違いを受け入れながら”一緒に何かできることを見出したい。こうした交わりから“新たなYMCAの創造”を予感させる企画だった。

横浜YMCA学院専門学校 日本語学科 2022年度 後期卒業・修了式

「横浜YMCA学院専門学校 日本語学科 2022年度 後期卒業・修了式」は、2023年3月16日(木) 10時から、横浜中央YMCAのチャペルで開かれた。(YouTubeライブ配信も併用)
➀ 黙祷をもって会が始まり、横浜YMCAスタッフの山下忠司さんの司会のもと、
2022年度横浜YMCA基本聖句が読まれた。「恵みの業をもたらす種を蒔け 愛の実りを刈り入れよ。新しい土地を耕せ。」(ホセア書10章12節)
② 青木英幸横浜YMCA学院専門学校校長からの激励のメッセージ。
「コロナ禍にあって、オンライン授業、対面授業などいろいろな方法で勉強してきました。それぞれの学びの中で、皆さんの日本語の語学力は、入学した時と比べ向上できたと信じております。ここで学んだ仲間たち、先生たち、YMCAで出会った多くの関係者の方々とのつながり大切にしながら、今後も過ごしていって下さい。よろしくお願います」と言葉と祈りをもって卒業生へのはなむけとした。
➂ 古賀健一郎横浜ワイズメンズクラブ会長のらのお祝いのメッセージ。
「日本語学科、ご卒業・ご修了おめでとうございます。
コロナ禍、さらには平和が脅かされている厳しい現実において、皆様は、日本語学科での学びを通して、国籍や民族などの異なる人々との交流を通して、互いの仲間が共に支えあい、友情をさらに深めてこられたと思います。皆様にとって、こうした喜びと楽しさをもった学びは。貴重な経験であり大きな財産です。
私は日本人というより『地球市民』です。みんなで手を取りあって、平和を創り出す私たちでありたいと思います。
さあ、皆様、これからは自分の『夢』に、また、新しい目標に向かって、大いに頑張ってください。私たちみんなが、心から応援しております。」
➃日本語学科の入江香寿美さんより29名の卒業生が紹介された。
そして、YMCAが運営するYMCAパヤオセンターからのパヤオクラフト(ペンケース)が卒業生に贈られ、「卒業後も、このペンケースを使って、(友達、先生や関係者との交流を含め)YMCAでの生活のことを思い出してほしい」と言葉を添えられた。
(備考)
パヤオクラフト(PHAYAO CRAFT)とは、タイ王国北部にあるYMCAパヤオセンターが貧困撲滅プロジェクトの一環として製造する手工芸品。YMCAパヤオセンターは児童保護施設。貧困のために教育が受けられない子どもや人身売買の対象になる可能性がある子どもを保護。子どもたちはセンターで教育の機会を得て、自立のための知識や技術を習得。
➄ 8名の皆勤賞(1時間も休まず授業に出席した学生)と精勤賞の表彰があった。
また、(神川県専修学校各種学校協会横浜支部主催、神奈川新聞社など後援)の外国人留学生による日本語スピーチコンテストの参加の学生が表彰された。
讃美歌 465番(讃美歌21)の後、黙祷をもって、会が閉じられた。
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【日本語学科でチューターとしてお働きがあり、会場に駆けつけ卒業をお祝いした横浜クラブの方々から…】
(秋元美晴ワイズ)
「グ ビンさんは、中国の天津から息子さんと二人で5月に来日。チューター活動を始めた頃は、高校生の息子さんのことをとても心配されていた。一方、私は中国に帰った元ゼミ生の結婚式のお祝いの言葉や送金の額や方法など、いろいろ教えてもらいました。毎回、とても楽しいチューター活動でした。」
(古田和彦ワイズ)
「ダットさんは、ヴェトナムの方で、昨年5月に来日。先に奥さんが横浜国大大学院に留学生として来られ、横浜国大留学生寮に奥さんと共に住んでいる。ヴェトナムで大学卒業後建築関係の仕事をしておられたが、日本語を身に付けて日系企業で働きたいと思っているそうです。」
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尚、本日の日本語学科の卒業・修了式は、『横浜クラブ3月例会』を兼ねた。

2022年度 横浜YMCA会員大会-ピースフォーラム-開催

2月11日(土・休)、横浜YMCA会員大会-ピースフォーラム-が、湘南とつかYMCAとオンラインでの参加者で開催された。

当クラブは毎年、この会を第1例会と位置づけ、大切にしている。世間ではこの日を祝日(建国記念の日)としているが、キリスト者のみならず、ほかの宗教者たちもこの日が戦前の軍国主義体制の基となり、侵略戦争の精神的基盤となっていたことから祝日とは捉えず、平和で共に歩む社会の建設のために学び合う日としている。

横浜YMCAでもこの日が定められた年から毎年、休日ととらえず、学び・交わりの日としてきた。近年は会員大会との名称の下、維持会員相互の親睦・交流・学びの機会とし、また、YMCA活動やボランティア活動を知らせる機会にもなっている。昨年はオンラインのみであったが、今年はオンラインに加え、一部の方は湘南とつかYMCA に集い、顔と顔を合わせて開催することができた。

10時開会。総合司会は会員事業委員の鈴木茂さん(横浜つづきクラブ)で、先ずは開会礼拝。聖書「ホセア書10章12節」が読まれ、古賀健一郎会員事業委員長(当クラブ会長)によって祈りが捧げられ、開会のあいさつを工藤誠一横浜YMCA理事長が行った。

続いて、特別講演。講師は『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』原作者で総監督である安彦良和氏で、「歴史から学ぶ戦争と平和」~人と人とが、分かり合える世界とは~と題して行われた。安彦氏の講演から筆者が受け取った内容は次の通り。彼は自身の出自を紹介しながら、本業は漫画家であり、漫画を通して歴史に向き合っている。日本のシベリア出兵とロシア革命についても書いたが、戦争ではどちらが正しく、どちらが正しくないと言い切ることはできない。また、それぞれ大きな犠牲を払うことになることを伝えたい。

日本の古代史については、建国記念の日の元となる神武天皇は架空の人物と言われているが、むしろ、時代は違うが実在していた人と捉え、その功罪を明らかにし評価していくべきと考えている。また、宗教について、日本全体の歴史、風土から自身のルーツを考えるには「神道」が、数代の先祖を偲び自分自身を思い返すには「仏教」が、自分の現在を生きる指針としては「キリスト教」がよいのではないかと話された。なお、御自身は北海道・遠軽でキリスト教の家庭に生まれその影響を受けていることも話された。

講演の後、短い時間であったが、質疑応答、分かち合いの時を持ち、次いで、齋藤治子会員事業委員から「ウクライナ支援報告」が行われた。緊急支援募金475万円強がYMCAのネットワークでウクライナYMCAへ、また、難民支援として、日本語クラスに3名の聴講生を、4名の子供たちをスイミングクラスに受け入れていることなどが報告され、加えて、さらなる募金への協力が呼びかけられた。続いて、山手台学童クラブの小学生2名から「広島ピースキャンプ報告」が行われた。横浜からは6人が参加し、平和祈念館や原爆ドームを見学、平和について感じ、考えたとの報告があった。さらに、岸宗克明会員事業委員から「YMCA維持会員のご案内」として、維持会費の使途の説明とアピールがあった。

最後に、佐竹横浜YMCA総主事の閉会の挨拶をもって、会を終了した。良い学びの時を持つことができ感謝でした。

横浜YMCAクリスマス礼拝

横浜YMCAのクリスマス礼拝は、2022年12月17日(土) 14時から、会場参加とYouTubeライブ配信にて、横浜YMCA 設立にゆかりの深い日本キリスト教会横浜海岸教会で開かれた。                                                                                                         横浜YMCA混声合唱団の美しい賛美が捧げられ、橫浜YMCAの学童クラブや保育園の子どもたちによる讃美の手話動画も映し出された。また、横浜YMCA Port Friendsによる美しいハンドベルの音色が響きわたり、クリスマスの喜びが見事に表現された感動的な礼拝となった。

日本キリスト教会横浜海岸教会牧師の上山修平先生から、『闇の中に光を見る喜び』と題してクリスマスメッセージをいただいた。

「イエスの誕生の喜びの出来事は、闇の中で“光”が差し込んできたということである。“光”とは単なる“ライト”ではない。その“光”は、ぱっと照らして明るくなったのではなく、主の栄光が羊飼いたちの周りを照らすことである。初めての経験に彼らは驚き恐れた。御子イエスをお与え下さった、神様の不思議な驚くべき御業がそこにあった。聖句の後半には、驚きながらも、そこで示されたことを信頼し、行動し、従っていった羊飼いたちの姿が描かれている。主が示された言葉の通りに、羊飼いたちは馬小屋の飼い葉桶に寝かされた乳飲み子イエスを探し当て、神を崇め賛美した。

栄光にみちた神様が、私たちの為に、御子イエス様をお与え下さった。それを知って私たちが生きる時、どんな困難にあっても“主にある平安、平和”がそこにある。ロシアのウクライナ侵攻などの争いに悲しみ嘆き、ある意味闇の中に置かれている気がした一年だった。「ここを目指しなさい」と呼びかけて下さる神様、そしてそこを見つめて歩んでいく時に、羊飼いたちが経験した“神様にある喜びと感謝”へと導かれると聖句は語る。

YMCAはこうした羊飼いたちの姿を聖書から学び、実際にこれまで多くの人々に希望を与えてきたし、今も与え続けている団体だと思う。この暗い世の中だからこそ、この希望を人々に示していく責任を果たすことが出来たら、きっと神様は喜んで下さるのではないだろうか。….」と上山修平牧師は語られた。

当日の献金は、「横浜YMCA国際・地域協力募金」として用いることが伝えられ、その募金を受ける横浜YMCA国際事業委員会委員長の齋藤百合子さんから感謝のメッセージが述べられた。

最後に佐竹博横浜YMCA総主事は、ご協力をいただいた横浜海岸教会の皆様、橫浜YMCA関係者の皆様のお働きへの感謝のお言葉とともに、「世の中には小さくされている人、弱くされている方がたくさんおられる。その方々のために神様はイエスをお遣わしになられた。そしてYMCAにつながる者は、イエス様の生き方に基づいて歩んでいきたい」と閉会のあいさつを述べられた

コロナ危機、多くの自然災害、さらには平和が脅かされている厳しい現実において、静けさに包まれた祈りの中で、明るい“喜びと希望の光”を見出し、歩みを進められるように、平和の主に祈りを捧げたい。

横浜中央YMCA ウエェルカムフェスタ(チャリティーバザー)開催

2022年11月23日(水・祝) ウェルカムフェスタ(チャリティーバザー)が開かれた。

チャリティーイベントとして関内の賑わいを増す目的もあって、当初は関内えきちか広場で実施予定だったが、あいにくの降雨により、横浜中央YMCAの1Fと3Fに場所を変更した。

午前9時半に集合。9時45分にウェルカムフェスタ実行委員長の大鹿康廣氏(横浜中央YMCA運営委員)は開会にあたって、「コロナ禍の中で多くの方々のご参加で、フェスタを盛り上げようとご尽力いただき感謝いたします。過去の経験からも、内部で働く私たちにとって、外から来られるお客様との出会いやお話などの触れ合いは楽しい思い出となります。外は雨模様ですが、皆で明るく笑顔でウエルカムとお迎えしましょう。Let’s enjoy together!」と挨拶され、10時にチャリティーバザーが開始した。

1Fロビーでは、横浜ワイズメンズクラブは『抽選券付きジュース販売』と『パヤオクラフト販売』を担当し、その他、ウクライナ手作り品販売(ウクライナ避難民の方々)・横浜中華街チャイハネ 衣料品販売(ウエルネススポーツクラブスタッフ)・キッズマーケット(のんびりんこスタッフ)・古本市(本部スタッフ)・台湾菓子(専門学校スタッフ)販売等、皆で一致団結した。

3Fロビーでは、ヨーヨー釣り・バルーンアート(留学生を含む専門学校学生)・英語クイズチャレンジ・さかな釣り(語学スタッフ・非常勤講師)・スーパーボールすくい(ウエルネススポーツクラブスターバルキンダーガーテン教erittakoto師)……等。集まった子どもたちと国際色豊かなスタッフとの楽しい触れ合いの場となり、子どもたちの素敵な笑顔が大変印象に残った。

15時 片付け・閉会。

全ての収益はYMCA国際・地域協力募金として海外・地域支援、東日本大震災・熊本地震など災害復興支援、タイの人身売買保護運動や、ミャンマーでの医療活動、カンボジアのストリートチルドレン支援など、困難な状況にあり支援が必要な国や地域の活動のために用いられる。ウェルカムフェスタの取り組みを国際・地域社会に広げ、より多くの子どもたちの輝かしい笑顔を見る機会を増やしていきたいものです。

第9回日本語スピーチコンテスト開催

依然コロナ感染状況の影響下にあって、スピーチコンテスト出場者、審査員などの関係者は横浜中央YMCAチャペルにて、一般の方々はZoomでのオンラインにて、2022年9月2日(金)10時より、第9回横浜YMCA専門学校日本語スピーチコンテストが開催された。

先ず挨拶に立った横浜クラブ 古賀会長が「コロナの状況下において、外国人留学生の方々が生活面で苦労されていると聞く。そうした環境下にあって、スピーチコンテスト挑戦への心意気とコンテスト出場までのたゆまぬ努力を尊敬の念をもって高く評価したい。横浜カレッジグループは、コロナ禍にあっても約10か国・地域の、百名近くの留学生が集まっている。皆が温かい交流を通して、一つに連帯し合った『大きな絆』が生まれた時、『地球市民』として『共に生きる社会』が創造できると思う。」と述べた。

次に横浜YMCA佐竹総主事が「横浜YMCAには『私たちの使命』というミッションステートメントがある。最大の目標は人間性が尊ばれ、公正で平和な地球社会をつくりだし実現を目指すことにある。横浜YMCAの専門学校は①多文化共生②ボランティア➂生命の大切さ④差別やいじめのない➄国際交流……の5つの要素を活動に取り入れ実践している。このような青年たちの発表の機会を設けていただき、審査などのご協力をいただくワイズメンズの方々、また、審査、協賛、協力…等、多くの企業、団体、個人の皆様のご支援を賜り、このような会が実現できたことに心より感謝したい」と挨拶された。

出場者は、横浜YMCA学院専門学校、厚木YMCA健康福祉専門学校日本語科、川崎のYMCA国際ビジネス専門学校に、招待参加としてYMCA東京日本語学校からの1名を加えた8つの国・地域(ベトナム、中国、台湾、フィリピン、インド、モンゴル、ミャンマー、香港)の9名の留学生の方々であった。

≪9名の留学生の日本語スピーチから……≫

最優秀賞はフィリピンからの留学生、YABUT BRIAN KENNETH MARTINさんで『奇跡のように』と題して語った。「フィリピンで大家族の中で育ってきたが、幼い頃から日本で仕事する母と離れ離れの生活であった。日本の歌・料理も上手な母によって日本に関心も深まり、留学生として来日し、今、母と一緒に日本で暮らすことはまるで奇跡のようだ。次は新しい奇跡を起こして母にお返ししたい(しっかり働いて収入を得ながら…)」とのはっきりした日本語でのスピーチは、彼のお母さんへの優しさが伝わって来た。

優秀賞は香港からの留学生、盧穎瑶さんで『大吉』と題して……。「日本の文化が好きで以前から日本に住みたいと思っていた。来日半年足らずだが、日本に行ったらやってみたいと思っていた“川越氷川神社の鯛みくじ”に挑戦した。やっとの思いで釣り上げた鯛みくじは『大吉』だった。努力した結果は必ずあらわれる。たとえ目標を達成(大吉)しても、また次の目標を見つけ、家族や友達、恋人…まわりの応援に感謝の気持ちもって、またその上に努力すれば成功に近づいていく。『大吉』は自分の力で手に入れるものです。」ときっぱり言い、日本文化に触れながら彼女の想いを伝えた。

≪全体講評≫

審査員長の恵泉女学園大学の秋元名誉教授が「皆様、それぞれのスピーチが素晴らしく、夢とか将来のこと、子どもの頃のこと、故郷のこと…等、さまざまなテーマがあり面白かったです。対面式で皆様のスピーチをそばで聴かせていただき、また素敵なお国の民族衣装でスピーチされた方も何人かおられ、大変楽しかったです。

全体の印象としては、出場者の皆様が、短期間で、よくここまで日本語が上達されたと感心します。指導していただいた先生の方々にも感謝申し上げます。いつか日本とご自分の国の架け橋、いや世界の架け橋になって働いていただければと願います。今日の日本語スピーチコンテストが皆様の良き思い出となりますように、そして今後の皆様のご活躍を楽しみにしております。」

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留学生の皆様が日頃考えていることや、夢、文化の違い、母国の話、家族のこと…等のテーマで日本語を使ってしっかり語りました。さまざまな国籍の留学生の方々との交流を通して『世界はひとつ』との想いをもって、必ずや皆で『平和な世界の実現』へとつなげていきたい。