横浜YMCAのクリスマス礼拝は、2022年12月17日(土) 14時から、会場参加とYouTubeライブ配信にて、横浜YMCA 設立にゆかりの深い日本キリスト教会横浜海岸教会で開かれた。 横浜YMCA混声合唱団の美しい賛美が捧げられ、橫浜YMCAの学童クラブや保育園の子どもたちによる讃美の手話動画も映し出された。また、横浜YMCA Port Friendsによる美しいハンドベルの音色が響きわたり、クリスマスの喜びが見事に表現された感動的な礼拝となった。
日本キリスト教会横浜海岸教会牧師の上山修平先生から、『闇の中に光を見る喜び』と題してクリスマスメッセージをいただいた。
「イエスの誕生の喜びの出来事は、闇の中で“光”が差し込んできたということである。“光”とは単なる“ライト”ではない。その“光”は、ぱっと照らして明るくなったのではなく、主の栄光が羊飼いたちの周りを照らすことである。初めての経験に彼らは驚き恐れた。御子イエスをお与え下さった、神様の不思議な驚くべき御業がそこにあった。聖句の後半には、驚きながらも、そこで示されたことを信頼し、行動し、従っていった羊飼いたちの姿が描かれている。主が示された言葉の通りに、羊飼いたちは馬小屋の飼い葉桶に寝かされた乳飲み子イエスを探し当て、神を崇め賛美した。
栄光にみちた神様が、私たちの為に、御子イエス様をお与え下さった。それを知って私たちが生きる時、どんな困難にあっても“主にある平安、平和”がそこにある。ロシアのウクライナ侵攻などの争いに悲しみ嘆き、ある意味闇の中に置かれている気がした一年だった。「ここを目指しなさい」と呼びかけて下さる神様、そしてそこを見つめて歩んでいく時に、羊飼いたちが経験した“神様にある喜びと感謝”へと導かれると聖句は語る。
YMCAはこうした羊飼いたちの姿を聖書から学び、実際にこれまで多くの人々に希望を与えてきたし、今も与え続けている団体だと思う。この暗い世の中だからこそ、この希望を人々に示していく責任を果たすことが出来たら、きっと神様は喜んで下さるのではないだろうか。….」と上山修平牧師は語られた。
当日の献金は、「横浜YMCA国際・地域協力募金」として用いることが伝えられ、その募金を受ける横浜YMCA国際事業委員会委員長の齋藤百合子さんから感謝のメッセージが述べられた。
最後に佐竹博横浜YMCA総主事は、ご協力をいただいた横浜海岸教会の皆様、橫浜YMCA関係者の皆様のお働きへの感謝のお言葉とともに、「世の中には小さくされている人、弱くされている方がたくさんおられる。その方々のために神様はイエスをお遣わしになられた。そしてYMCAにつながる者は、イエス様の生き方に基づいて歩んでいきたい」と閉会のあいさつを述べられた
コロナ危機、多くの自然災害、さらには平和が脅かされている厳しい現実において、静けさに包まれた祈りの中で、明るい“喜びと希望の光”を見出し、歩みを進められるように、平和の主に祈りを捧げたい。