第11 回日本語スピーチコンテスト報告

横浜YMCA カレッジグループが主催し、横浜クラブと厚木クラブが共催する、「第11 回日本語スピーチコンテスト」が 8 月30 日(金)午前10 時から行われた。会場は、横浜中央 YMCA9 階チャペルだが、学生たちは、教室でオンライン視聴とのことで、会場には、審査員、ワイズメン、発表者の親族など関係者、YCJ サポーター、ゲストなどが集まった。

開会にあたり、当クラブ古田会長、佐竹YMCA 総主事があいさつ。古田会長からは、言葉を学ぶことはその言葉が持っている文化を学ぶことであり、自国の文化を見直すことにもなると話され、佐竹総主事からは、横浜YMCA 私たちの使命から、共に助け合っていく世界を築く人になれるよう励ましの言葉があった。続いて、審査員4名の紹介。当クラブの古賀健一郎ワイズ、厚木クラブ会長の佐藤節子ワイズ、神奈川県青年国際交流機構副会長の林恵子さん、YCJ サポーターの渡辺伸二さんが紹介された。審査委員長の予定だった恵泉女学園大学人文学部教授の秋元美晴さん(当クラブ)は突然の病のため欠席となった。審査の方法の説明の後、早速スピーチの開始。

今回のスピーカーは、関内の横浜YMCA 学院専門学校から5名、厚木のYMCA 健康福祉専門学校から5 名の10 人で、国籍

(地域)別では、ミャンマー3 名、スリランカ2 名、中国2名、韓国、フィリピン、カナダ各1名だった。全員が1 年ほどの短い滞日期間にもかかわらず、流暢な日本語で、人生観や日本での生活における喜びや課題について、それぞれの視点で述べてくれた。質問にも的確に答えており、日本語力がしっかりとしていることがよく見て取れた。スピーチの後、審査員を代表して古賀ワイズから、厳しい環境のなか挑戦された各スピーカーにねぎらいと励ましの言葉が贈られた。佐

藤節子厚木クラブ会長の閉会挨拶で11 時50 分閉会した。その後、12 時過ぎから、スピーカーとワイズメンら会場

参加者との交流の時が持たれ、そこで、成績発表があった。優勝は、YMCA 健康福祉専門学校にスリランカからきている、コッテ アチャリゲ チャモディ ダヌッダラ ドダンデニヤさん、テーマ「一人暮らし」であった。家族を離れ、日本で一人暮らしをする中で、寂しさを乗り越え自信が出てきて人前でも話せるように成長したとの内容であった。賞状と副賞2 万円が古田横浜クラブ会長から贈呈された。そのほか、参加者全員に賞状と副賞が贈呈され、和やかに懇談して午後 1 時閉会した。