2023年横浜クラブ納涼例会

2023年8月24日(木) 古賀ワイズ の司会により、 古田会長の開会点鐘およ び挨 拶、全員でのワ イズソング・ワ イズの信条、司 会者代読の今 月の聖句、佐竹ワイズによる食前感謝、最高齢横浜とつかの 加藤ワイズによる乾杯の後、食事・歓談へと進みました。

(加藤ワイズによる乾杯)

【ウクレレからフルートへ 】

横浜クラブの納涼例会は2018 年まで桜木町駅近くの“厩の 食卓”での開 催が恒例で した。ウクレ レの名士今 村元ワイズ の下、フラダ ンスチーム が華やいだ雰囲気をつ くり出しま した。2019年 にはしっくりと、ここロイヤルホール横浜での開催となり、 それから3年、コロナに耐え、本年待望の4年振りの開催と なりました。秋山由三子さんの伴奏による冨山姫路子さんのフルート演 奏は従来の納涼例会を一変し、「恋に落ちて」や「バードラン ドの子守歌」など次から次へと名曲が続き、終始優雅な雰囲 気を醸し出して下さいました。更に東京多摩スマイルクラブ の伊藤ワイズによるオカリナとギターでは「遠い世界に」を、 厚木クラブの小松ワイズのギターでは「You Raise Me Up」 を熱演され、トランペット演奏もあり、それぞれに横浜クラ ブの古賀ワイズら有志が加わって、盛り上げて下さいました。

(富山さんと 伴奏の秋山さん)

【喜びあえる会、大勢のゲストと留学生も参加】

古田会長は「楽しく、皆さんと共に喜びあえる会」にしよ うと場づくりに腐心しました。横浜クラブのワイズがチュー ターを務める YMCA 日本語学校の留学生 2 人もワイズとの 交流を楽しんでおりました。日本への永住を決め、一昨年米 国から鎌倉に移って来たクロトカさんは、奥さまの明美さん と共に、何度も“Very Good”のサインを送ってくれました。ま た、他のゲストの方々からは、感動のコメントが寄せられて います。目標の第一歩は充分に達成出来たと思います。「You raise me up」は「more than I can be」と続きます。「自分で 出来る以上に」皆さまが「私たちを育てて下さる」のです。

「とても素敵な集いにお招きいただき誠に有難うございまし た。」

「和やかな雰囲気の中でお話ができました事に心より感謝を 申し上げます。」

「各方面でご活躍の多くの方々と繋がることができ、こんな にも嬉しいことはありません。」

「いい人に交わっていると良い結果に恵まれそうです。ぜひ このご縁を大切にしたいと存じます。」

「上品な方々とお話をさせて頂いて、とても幸せな気持ちに なりました。」

「魅力的な活動をしているYMCAだと改めて感じました。」

【勧誘カード】

横浜クラブは QR コード、URL から更新した HP にアクセス 出来る勧誘カードを用意しました。東日本区のHP にもアクセ ス出来ます。共に「You raise me up」、共に「more than I can be」と進みたい。残念ながら急に体調を崩された重鎮に、末筆ながら、快癒を祈ります。

(納涼例会参加の皆様の素敵な笑顔)

月刊 横浜YMCA News(横浜青年)

横浜YMCAでは毎月「月刊YMCA News(横浜青年)」を刊行し、皆さまに情報を発信しています。

月刊横浜YMCAニュース(青年)

2023年度 横浜クラブ役員・事業委員

【クラブ役員】
会 長                          古田 和彦
副会長                       秋元 美晴
書記                           古賀 健一郎
副書記                        齋藤 宙也
会計                            大髙 治
監事・ファンド        松島 美一
直前会長                    古賀 健一郎
【クラブ事業委員】
地域奉仕事業    遠藤 喜七
国際・交流事業   古賀 健一郎
会員増強事業    古田 和彦
ユース事業     齋藤 宙也
ブリテン             伊藤 誠彦
クラブ担当主事   立花 明美
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タウンニュース(中区・西区版)に『地元奉仕団体 新会長の横顔~YMCA
と共に奉仕活動』と題して、掲載(2023年8月3日

YMCAとワイズに見る使命と意義(鈴木茂ワイズの卓話から)

2023年 4月横浜クラブ例会において、鈴木茂ワイズに「YMCAとワイズに見る使命と意義」と題して卓話していただきました。
(卓話者)

鈴木 茂氏

・横浜つづきワイズメン&ウイメンズクラブ(元)会長

・横浜YMCA常議員会議長

★卓話内容は下記のパワーポイント資料をご覧ください。

「YMCAとワイズに見る使命と意義」

横浜クラブ創立90周年誌発行

横浜ワイズメンズクラブは、1930年12月15日、大阪、神戸についで日本では3番目に古い歴史をもつワイズメンズクラブとして創立されました。日本区が東日本区と西日本区に分かれてからは東日本区最古のクラブです。

2020年12月12日に開催予定であった『横浜クラブ創立90周年記念式』は新型コロナウイルス感染症の影響に鑑み、残念ながら中止としました。

『横浜クラブ創立90周年誌』を発行しました。ご覧いただけましたら幸いです。                                                                                                                                         ⇒ 横浜クラブ創立90周年記念誌

第 26 回東日本区大会開催(甲府にて)

第 26 回東日本区大会は、甲府21クラブをホストとして、6月3日・4日、山梨県甲府市近郊にある APIO 甲府で、前日の大雨で交通機関が乱れる中、約300名の参加者を得て盛大に開催された。テーマは「かふふ・く」。その意味は「甲府・来(甲府に来て、幸せになってもらう)」である。コロナ危機の影響もあって、久々の4年ぶりとなるリアル(対面式)の東日本区大会となった。

(湘南・沖縄部からの参加者)

(1) 【6月3日(土)】

(13:15)【オープニングセレモニー】

オープニングセレモニーは、山梨英和高校聖歌隊・ハンドベルの美しい演奏であった

(13:35)【バナーセレモニー】最初のプログラムは「バナーセレモニー」

東日本区の佐藤重良理事を先頭に、7部の各部長及び59クラブの代表者が、各部およびクラブ旗を掲げてステージに整列する姿は正に壮観で、湘南・沖縄部は小松仲史部長(厚木)を先頭に古賀健一郎横浜クラブ会長と続いた。


(14:00~14:15)【開会宣言・開会点鐘。聖書朗読・祈祷、歓迎の祝辞、来賓祝辞】

佐藤東日本区理事の開会宣言・点鐘にはじまり、来賓の樋口雄一 甲府市長、田口努日本 YMCA 同盟総主事、利根川恵子アジア太平洋地域次期会長、及び、田上正西日本区理事の皆様から祝辞をいただいた。

(14:35~15:10)【メモリアルアワー】

年度内に永眠された13人の方々を偲ぶひと時、「メモリアルアワー」。心に響くナレーションに、それぞれの方々のワイズでのお働きに耳を傾け、黙祷を捧げることができたことは感謝であった。今年2月急逝された日下部美幸ワイズ(鎌倉クラブ)も含まれていた。

(15:15~16:20)【理事報告、代議員会布告、部長報告、事業主任報告、ワイズメネット報告】

佐藤理事より今年度の区総括としての理事報告、長谷川代議員会議長の代議員会報告と続き、7部長、区事業主任、及び、ワイズメネット委員長の年度締めくくりの報告があった。

(16:30~17:25)【石丸謙二郎さん講演】

今大会の講演は「世界の車窓から」(テレビ朝日系)ナレーション担当(2016年から1万回達成)の石丸謙二郎氏。下記は<彼の紹介のメッセージから>

「わたしは、ワイズメンのボランティアに対する考え方が、非常に自分の普段の考え方に近いものだと思える。常日頃から、こうすれば人は気持ちよく過ごせるだろうとか、他人の家までも掃除してあげるとか、してあげたい気持ちばかりが浮かんでくる。特に山や海で遊ぶことの多い私で、一人ではできない事ばかり。そんな時、みんなの手を借り、みんなで何かを成し遂げる事に喜びを感じている。おそらく子どもの頃に、大分県の田舎で育ち、多くの人から、「してあげたい精神」を学んだと思う。」

(17:30~18:25) 【ユースアワー】

「ユース活動報告」「松本クラブ支援留学生報告」があり、ワイズメンとしての

YMCA支援の大切さが伝わってきた。

(18:45~20:30)【晩 餐 会】

多くの参加者が大変楽しみしていた、初日のメインイベントの“晩餐会”。晩餐会はさまざまな食材での美味しい料理を賞味しながら、ステージでは楽しい出し物が披露され、参加者の皆様と、クラブ、部を超えて、大変楽しい歓談の時であった。

(写真は、晩餐会の同じテーブルにの東京江東、所沢、甲府21、長野、沼津、横浜クラブの方々)

★ワイズ入会のきっかけ、YMCAと協働のことなど、さまざまな話題で楽しくお話ができた。

アピールタイムとして、最初に第30回アジア太平洋地域大会 in 香港の大会、次に第27回西日本区大会のアピール、そして熱海クラブのチャーター60周年記念例会、そして 第27回東日本区大会(十勝)のアピールがあった。

(2) 【6月4日(日)】

二日目の6月4日は、前日とは打って変わって、大変良い天気になった。

(8:15~8:55)【日曜礼拝】

説教「復活の主との出会い」(宍戸俊介牧師(愛宕町教会牧師)

使徒言行録9:1~5、第一コリント15:3~8

宍戸牧師は、「ここまでキリスト信者を迫害しキリストに敵対してきたサウロは、生きておられる復活の主に出会い、徹底的に打ち砕かれた。人間の命を奪ってまで貫こうとしていた傲慢不遜な人間は、生けるキリストによって打ちのめされ、新しく生まれ変わる道がサウロに備えらえた。サウロは目を開かれ、キリストによって導かれる信仰の世界に生きる人間へと変わっていった。皆様の今日の会の上に、これからのそれぞれのお働きの上に、主が共に歩んで下さり、み言葉が語りかけられ、主の憐みと慈しみが豊かに与えられ支えられますように…」とお祈りされた。

(09:00~09:50)【表彰式】(事業表彰、奈良傅賞、理事表彰)

2022~2023年度東日本区表彰では、横浜つづきワイズメン&ウィメンズクラブが、理事表彰として、「最優秀クラブ賞」を受賞した。

湘南・沖縄部の仲間として、心からお祝い申し上げたい。

(活動内容)

TKB(ツヅキ・カワイイ・バーチャンズお仕事会)の高齢者施設と保育所へのお誕生日カードのお届け/ウクライナ避難民の方方々への手編みマフラーの送付/You&Iコンサートの再開など…。

(09:55~11:06)【理事就任式・引継ぎ式、役員引継ぎ式】

理事就任式・引継ぎ式そして役員等の引継ぎ式と、司式者の利根川アジア太平洋地域会長代理および司会の宮内友弥(元)理事の進行が、滞りなく厳粛に遂行された。

(11:10~11:40) 【閉会式】

閉会式では、佐藤理事の締めくくりのご挨拶をお聴きした。「未来に向けて今すぐ行動しよう」そして「誰かのために奉仕して 自分のための楽しいクラブライフを!」との主題とスローガンを、この一年間着実に実行されたそのご尽力に、深く感謝の意を表したい。

大会旗が、甲府 21 クラブから十勝クラブへ引き継がれ、東日本区大会の幕を閉じた。

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(11:45~17:30)

【オプションプログラムとしてエクスカ―ション(観光)コースのⒷコースを筆者選択】

≪勝沼ワイナリー(昼食・バーベキュー)~武田信玄菩提寺・恵林寺~桔梗信玄餅工場≫

”甲斐の国を巡る”Bコースで、(私が)最大の関心をもって訪れた恵林寺。

武田信玄の菩提寺の恵林寺。特に三門に掲げられた快川和尚の遺偈「安禅不必須山水、滅却心頭火自涼」に深い歴史の重みを感じた。

一方で温かみのあるワイズの皆様の笑顔の写真は、まさしく”ナイスショット”であった。


【最後に】

(前述した)プライベートでは多趣味な石丸謙二郎氏。65歳から始めた墨絵、ピアノ…も新たな日々の楽しみに加わっている。「NEVER TOO LATE!」(何事も遅すぎることはない!)の言葉を講演で強調された。

佐藤重良日本区理事が2022年度のスローガンで掲げられた「誰かのために奉仕して、自分のための楽しいクラブライフを!」をしっかり心に留めながら、ワイズの楽しく、豊かな交わりを通して、皆で協力し合って、一つ一つの小さな行動の積み重ねから、“心豊かな平和な社会”を築いていきたいと思う。今からでもNEVER TOO LATE!

そして、佐藤理事の【皆様、ようこそ 甲斐の国へ】のメッセ―ジの最後に記された「来た 甲斐が、あったね。」の言葉に、「まさしく、そう実感しました!」との感想をもって、本報告を終えたい。

横浜クラブ入会式(横浜クラブ2023年4月例会にて)

横浜クラブ4月例会は、2023年4月13日(木)、大髙ワイズの司会により定刻に開始。古賀クラブ会長の開会点鐘、挨拶に続いて、ワイズ信条唱和。古田ワイズによる今月の聖句朗読とお祈り。

「新型コロナウイルスと共存する新たな日常」へ歩みだす為に、“対面式での会場参加型の例会”に重点に置くことにした。(Zoom併用のハイブリッド方式は継続しながら)

そこで、今回の例会において、3年ぶりに正式のクラブ入会式を挙行した。

【横浜クラブ入会式】

(1) 入会者

≪秋元美晴さん≫(2021年4月1日入会であったが、コロナ危機の影響で入会式が延期されていた)

★大学にて日本語教育・日本語教員養成にご尽力されている。橫浜YMCA専門学校・横浜クラブ・厚木クラブ共催で毎年開かれる、日本語学科留学生による『日本語スピーチコンテスト』の審査委員長も引き受けて下さっている。

≪立花明美さん≫(2023年4月1日入会)

★本年4月より、横浜クラブの担当主事に就任された。ワイズとYMCAとを結ぶ役割を担っていただく。さらに同時に、橫浜YMCA学院専門学校の校長と横浜中央YMCA副館長に就任された。

(2) 入会式

➀立会人を下記の3人の方々にお願いした。

・鈴木茂ワイズ(本日の卓話者、横浜つづき前会長、横浜YMCA常議員会議長)

・佐藤節子ワイズ(湘南・沖縄部会員増強事業主査、厚木クラブ会長)、

・千葉裕子ワイズ(鎌倉クラブ前会長、横浜YMCA常議員)
②クラブ会長の古賀が開会の言葉を述べ、「ワイズメンズクラブ国際協会 入会式・式文」を朗読した。

➂秋元美晴さんと立花明美さんは、ワイズの入会式・式文に示された目的と意義を認め、この目的のために誠実に奉仕し、積極的に献身されることに、同意する旨の意志を表明された。

➃国際協会ワイズメンズクラブを代表して心からお二人の入会を歓迎し、ワイズバッジを付与して、お二人の入会を承認した。

★ワイズバッチの装着を佐藤節子湘南・沖縄部会員増強事業主査にお願いした。

➄記念品の贈呈を千葉裕子鎌倉クラブ前会長にお願いした。

⑥入会者の挨拶

≪秋元美晴ワイズ≫

「ワイズメンズクラブでYMCAの仕事をさせていただきながら一生を終えられたらいいなあと思っていた。日本語教育を通した国際交流にこれまで携わってきたので、クラブの諸先輩のご指導も受け、何かに貢献できたら…と思っている。」

≪立花明美ワイズ≫

「ワイズメンズクラブに関わることは初めてであり、YMCAのことを違う角度から見て活動できれば…と思っている。YMCAで経験するヒューマンネットワーク、の学びから“人のつながりあって今の自分がある”と考え。それを大切にしたい。」

⑦立会人からの祝辞

≪佐藤節子湘南・沖縄部会員増強事業主査≫

「秋元さんには既に厚木クラブの卓話などでお世話になり、立花さんとは以前、厚木YMCAでお世話になりました。ワイズの仲間としても、さらに関係を深めていきたい」

≪千葉裕子鎌倉クラブ前会長≫

「歴史ある横浜クラブですが、会員は長い間男性ばかりでしたが、お二人が入られて、急にクラブの雰囲気も華やかになって素敵ですね。今後一緒に何かできますね」

⑧古賀クラブ会長の閉会の辞で、喜びと感謝の入会式を終えた。

横浜中央YMCAキックオフミーティング

2023年4月3日(月) 16時  横浜中央YMCAキックオフミーティングが横浜中央YMCA9階チャペル及びオンライン形式にて開かれた。

横浜中央YMCAの2023年度の新たなスタートにあたって、保育園、健康教育、専門学校、高齢者、アフタースクール、語学教育、オルタナティブの各事業の第一線で活躍されている若手職員の方々を中心に、それぞれの方々のさらなる連携を図る為に集まり、ワイズメンズクラブの立場で出席した私にとっても、豊かな交わりの時となった。

最初に、横浜中央YMCAの長田光玄長が所信を述べられた。

2023年度開始にあたって、【(横浜YMCA創立150周年に向けた) 横浜YMCA VISION 2034に基づく活動方針】として①すべての子ども豊かな成長を支える機会とその環境作りの為に②子育て子育ちを地域で支える為に➂すべての人の健康づくりを支える機会とその環境作り④一人ひとりのライフステージを地域で支える為に➄積極的に社会参画するユース世代の人材育成の為に(YMCAでの“ユース”は35歳以下を呼ぶ)⑥ユースの、ユースのための、ユースによる活動支援の為(ユースが育成から活躍していく場所作りユースカンファレンス”の動き)⑦持続可能な社会、人々が共生する社会の実現の為に(SDGsなど、私たちが環境に対して、何ができるかを考える)⑧社会課題を共に担うパートナーとの連携を強める為に(地域の方々と共にYMCAが考えている運動をどう展開していくか)。

上記の8つのゴールと24の重点項目がある。各事業に携わっている方々が共有し、責任者と確認し合って、目標を実行してほしい。

また、“働く”ことをどうとらえるか?➀YMCAにとって関係の深いキーワード「こども」「家庭」「地域」「ボランティア」に対して、どういうことをYMCAがやっていくべきか考えていく。②「“プロ”意識」「“公益”財団法人横浜YMCA」(“公益”の意味を理解)「(仕事での)“成功”体験」「キリスト教」(キリスト教の教えをもって“他者への思いやり”を大切に)のキーワードも意識して、仕事にあたってほしいとの考えを示された。

この後、「トーク・フォークダンス」の企画があった。踊りではなく、フォークダンスのように、どんどん相手を変えて対話をする方法。円を描くように並べられた椅子の向かい側に、同じようにその椅子と向かい合わせになるよう、もう1周円形に椅子が並べられ、人々はそこに向かい合わせで座り、1分間ずつ対話をしたら、外側に座った人だけ左にずれていく。こうすると、どんどん新しい人と会話していくので、多くの人とコミュニケーションがとれ、たった1分とはいえ、お題(好きな食べ物、趣味 仕事のやりがい…等)が与えられて、老若男女が語り合い大変盛り上がった。

単なる交流を超えて、相手を知り、またそれぞれの相手との違いを理解しあった。

さらに、“他者を受け入れる、違いを受け入れながら”一緒に何かできることを見出したい。こうした交わりから“新たなYMCAの創造”を予感させる企画だった。

横浜YMCA学院専門学校 日本語学科 2022年度 後期卒業・修了式

「横浜YMCA学院専門学校 日本語学科 2022年度 後期卒業・修了式」は、2023年3月16日(木) 10時から、横浜中央YMCAのチャペルで開かれた。(YouTubeライブ配信も併用)
➀ 黙祷をもって会が始まり、横浜YMCAスタッフの山下忠司さんの司会のもと、
2022年度横浜YMCA基本聖句が読まれた。「恵みの業をもたらす種を蒔け 愛の実りを刈り入れよ。新しい土地を耕せ。」(ホセア書10章12節)
② 青木英幸横浜YMCA学院専門学校校長からの激励のメッセージ。
「コロナ禍にあって、オンライン授業、対面授業などいろいろな方法で勉強してきました。それぞれの学びの中で、皆さんの日本語の語学力は、入学した時と比べ向上できたと信じております。ここで学んだ仲間たち、先生たち、YMCAで出会った多くの関係者の方々とのつながり大切にしながら、今後も過ごしていって下さい。よろしくお願います」と言葉と祈りをもって卒業生へのはなむけとした。
➂ 古賀健一郎横浜ワイズメンズクラブ会長のらのお祝いのメッセージ。
「日本語学科、ご卒業・ご修了おめでとうございます。
コロナ禍、さらには平和が脅かされている厳しい現実において、皆様は、日本語学科での学びを通して、国籍や民族などの異なる人々との交流を通して、互いの仲間が共に支えあい、友情をさらに深めてこられたと思います。皆様にとって、こうした喜びと楽しさをもった学びは。貴重な経験であり大きな財産です。
私は日本人というより『地球市民』です。みんなで手を取りあって、平和を創り出す私たちでありたいと思います。
さあ、皆様、これからは自分の『夢』に、また、新しい目標に向かって、大いに頑張ってください。私たちみんなが、心から応援しております。」
➃日本語学科の入江香寿美さんより29名の卒業生が紹介された。
そして、YMCAが運営するYMCAパヤオセンターからのパヤオクラフト(ペンケース)が卒業生に贈られ、「卒業後も、このペンケースを使って、(友達、先生や関係者との交流を含め)YMCAでの生活のことを思い出してほしい」と言葉を添えられた。
(備考)
パヤオクラフト(PHAYAO CRAFT)とは、タイ王国北部にあるYMCAパヤオセンターが貧困撲滅プロジェクトの一環として製造する手工芸品。YMCAパヤオセンターは児童保護施設。貧困のために教育が受けられない子どもや人身売買の対象になる可能性がある子どもを保護。子どもたちはセンターで教育の機会を得て、自立のための知識や技術を習得。
➄ 8名の皆勤賞(1時間も休まず授業に出席した学生)と精勤賞の表彰があった。
また、(神川県専修学校各種学校協会横浜支部主催、神奈川新聞社など後援)の外国人留学生による日本語スピーチコンテストの参加の学生が表彰された。
讃美歌 465番(讃美歌21)の後、黙祷をもって、会が閉じられた。
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【日本語学科でチューターとしてお働きがあり、会場に駆けつけ卒業をお祝いした横浜クラブの方々から…】
(秋元美晴ワイズ)
「グ ビンさんは、中国の天津から息子さんと二人で5月に来日。チューター活動を始めた頃は、高校生の息子さんのことをとても心配されていた。一方、私は中国に帰った元ゼミ生の結婚式のお祝いの言葉や送金の額や方法など、いろいろ教えてもらいました。毎回、とても楽しいチューター活動でした。」
(古田和彦ワイズ)
「ダットさんは、ヴェトナムの方で、昨年5月に来日。先に奥さんが横浜国大大学院に留学生として来られ、横浜国大留学生寮に奥さんと共に住んでいる。ヴェトナムで大学卒業後建築関係の仕事をしておられたが、日本語を身に付けて日系企業で働きたいと思っているそうです。」
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尚、本日の日本語学科の卒業・修了式は、『横浜クラブ3月例会』を兼ねた。

2022年度 横浜YMCA会員大会-ピースフォーラム-開催

2月11日(土・休)、横浜YMCA会員大会-ピースフォーラム-が、湘南とつかYMCAとオンラインでの参加者で開催された。

当クラブは毎年、この会を第1例会と位置づけ、大切にしている。世間ではこの日を祝日(建国記念の日)としているが、キリスト者のみならず、ほかの宗教者たちもこの日が戦前の軍国主義体制の基となり、侵略戦争の精神的基盤となっていたことから祝日とは捉えず、平和で共に歩む社会の建設のために学び合う日としている。

横浜YMCAでもこの日が定められた年から毎年、休日ととらえず、学び・交わりの日としてきた。近年は会員大会との名称の下、維持会員相互の親睦・交流・学びの機会とし、また、YMCA活動やボランティア活動を知らせる機会にもなっている。昨年はオンラインのみであったが、今年はオンラインに加え、一部の方は湘南とつかYMCA に集い、顔と顔を合わせて開催することができた。

10時開会。総合司会は会員事業委員の鈴木茂さん(横浜つづきクラブ)で、先ずは開会礼拝。聖書「ホセア書10章12節」が読まれ、古賀健一郎会員事業委員長(当クラブ会長)によって祈りが捧げられ、開会のあいさつを工藤誠一横浜YMCA理事長が行った。

続いて、特別講演。講師は『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』原作者で総監督である安彦良和氏で、「歴史から学ぶ戦争と平和」~人と人とが、分かり合える世界とは~と題して行われた。安彦氏の講演から筆者が受け取った内容は次の通り。彼は自身の出自を紹介しながら、本業は漫画家であり、漫画を通して歴史に向き合っている。日本のシベリア出兵とロシア革命についても書いたが、戦争ではどちらが正しく、どちらが正しくないと言い切ることはできない。また、それぞれ大きな犠牲を払うことになることを伝えたい。

日本の古代史については、建国記念の日の元となる神武天皇は架空の人物と言われているが、むしろ、時代は違うが実在していた人と捉え、その功罪を明らかにし評価していくべきと考えている。また、宗教について、日本全体の歴史、風土から自身のルーツを考えるには「神道」が、数代の先祖を偲び自分自身を思い返すには「仏教」が、自分の現在を生きる指針としては「キリスト教」がよいのではないかと話された。なお、御自身は北海道・遠軽でキリスト教の家庭に生まれその影響を受けていることも話された。

講演の後、短い時間であったが、質疑応答、分かち合いの時を持ち、次いで、齋藤治子会員事業委員から「ウクライナ支援報告」が行われた。緊急支援募金475万円強がYMCAのネットワークでウクライナYMCAへ、また、難民支援として、日本語クラスに3名の聴講生を、4名の子供たちをスイミングクラスに受け入れていることなどが報告され、加えて、さらなる募金への協力が呼びかけられた。続いて、山手台学童クラブの小学生2名から「広島ピースキャンプ報告」が行われた。横浜からは6人が参加し、平和祈念館や原爆ドームを見学、平和について感じ、考えたとの報告があった。さらに、岸宗克明会員事業委員から「YMCA維持会員のご案内」として、維持会費の使途の説明とアピールがあった。

最後に、佐竹横浜YMCA総主事の閉会の挨拶をもって、会を終了した。良い学びの時を持つことができ感謝でした。

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