2022年9月23日(金・休日)、新型コロナウイルスの影響から対面参加者は湘南とつかを会場とし、オンラインのハイブリッド形式で開催された。
2019年度までビーチボールでバレーボールを行っていたが、この2年間、コロナ禍の影響もあって実施できなかった。会員がYMCAを知り、交わり、楽しめる新たなプログラムを企画した。2月の会員大会~ピースフォーラム~は、平和の学び・研修の日、9月のYMCAフェスタは、維持会員の交流を目的とした。新たな名称は、『横浜YMCAフェスタ~私たち会員の集い』とし、会員が主体的にYMCAに関わり交流し、会員の満足につなげ、維持会員の増強にもつなげたい。
【司会】
会員事業委員 岡 進さん & 金石 万希さん
【開会礼拝】(9:30-9:45)
(1) 聖書 2022年度横浜YMCA基本聖句『ホセア書10章12節』
「恵みの業をもたらす種を蒔け 愛の実りを刈り入れよ。新しい土地を耕せ」
★横浜YMCA常議員会議長 鈴木 茂さんにお祈りいただいた。
(2) 続いて、横浜YMCA会員事業委員会委員長の古賀健一郎が、「会員事業委員会は、横浜YMCAが大好きで、維持会員の方々がどうにかして交流できないか、YMCAの事をもっと知って、仲間と楽しい時間を過ごせないかを考え続け、新たに『横浜YMCAフェスタ~私たち会員の集い~』の開催を決めた。
★ 強い義務感をもとう 義務はすべての権利に伴う ★
今回は「共生社会を目指して」との主題を掲げ、困難なことがあっても自立や就労をし、社会の一員になっていくことを目指すオルタナティブ事業と、国際・国内支援、ウクライナ支援活動に焦点を当てたプログラムとした。ワイワイトークタイムでは、皆様で交流の時としたい。……」と挨拶した。
(追記)
会員事業委員会において、今年度はコロナ禍でもあり交流も制限されたが、次年度以降は、新型コロナウイルス感染状況をみながら、三浦YMCAグローバル・エコ・ヴィレッジも活用しながら、多くの方が会場参加して交流ができる『フェスタ(イメージとしては学園祭のように参加者が自由に各ブースを回遊する)』計画も検討したいと考えている。
【プログラム】
(1) ≪見たい!知りたい!聴いてみたい!シンポジウム≫(9:50-10:20)
~アンジュのパンの裏側-オルナティブ事業~
★YMCAの事業の一つであるオルタナティブ事業を取り上げ、担当者、当事者、リーダーからアンジュのパンの裏側の活動内容を聴いた。
・おいしいパンを作っている「アンジュ」は一人ひとりの個性を大切にしながら、「社会参加」「自立」に向け共に歩んでいる。
(2) ≪新聞エコバッグ作りに挑戦≫(10:20-10:40)
★環境にも配慮して、利用者の方が作っている新聞紙でできるエコバッグを作った。
(3) ≪みんなで健康体操!≫(10:40-10:50)
(4) ≪交流 ワクワクトークタイム≫(10:50-11:20)
~YMCAとわたしたち-YMCAでやりたいこと、やれること~
・オルタナティブ事業の話を聞いた感想や、自分がYMCAでできること、やりたいことなどを話し合った。
・共通の関心を持っている方との出会いから、新しい一歩を踏み出すきっかけになる場でもあった。
(5) ≪見たい!知りたい!聴いてみたい!≫(11:20-11:45)
国際・国内支援プログラムの紹介
① YMCAが行っているタイやミャンマーの報告。
・自分ができる「国際貢献」が見つかったかもしれない。
② ウクライナ支援の現状について報告
⦅5ヶ月前、いとこと叔母と一緒に、ウクライナから避難されて日本に来られたボドス・アリナさん(21歳)に、対面にてお話を伺った⦆
★★(ボドス・アリナ Khodos Alinaさんの横顔)
・ウクライナの大学で観光を勉強し、YMCAで日本語も勉強している。新しい人に会ったり、音楽を聴いたり、友達と出かけるのが好きだそうです。
★日本の印象-「親切で素晴らしい人々と美しい自然をもつ素敵な国だと感じる。日本の年配の方は、学生という学ぶ立場でなくなっても、スポーツをしたり、語学を学んだり、外での活動的行動…など新しい経験する年配の方が多いことに驚いた。」
★ウクライナ状況-「ウクライナの厳しい状況は、家族や友人から聞けるが、出来るだけその話題には触れないようにしている。テレビで知ることはない。インスタグラムやテレグラムななどソーシャルメディアを使って現地のことを気にかけている。」
★私たちにとってどんな支援ができるか?-「日本政府のウクライナへの支援に感謝している。私たちの個人レベルでは、ウクライナで学び取得した資格が日本で生かされないか。専門分野で日本語の習得が必要となる。“私たちも日本で役に立ちたい”との気持ちがある。文化的な面、言語的な面で乗り越える問題はあるが・・・」
★日本人に伝えたいこと-「ウクライナはロシアと同じ国でないことを知ってもらいたい。私たちの伝統と言語、歴史はロシアと異なる。私にとってのウクライナの魅力は自然と伝統です。ピンク色の湖、美しい山、渓谷だったり美しい風景がある。ウクライナ人はオープンマインドで、のんびりしている面がある。将来、ウクライナを訪れてほしい。」
➂ 「横浜YMCAの国内、ウクライナを含むさまざまな支援
活動を(今日はその一端でしたが)知ることができた。また
ウクライナの方と互いに理解し合って関係を深めている
こともあらためて知った。これからも様々な支援活動が展開されていくと思うが、私たち維持会員も、“共に生きる、分かち合う”との視点で、自分たちができる方法を見つけて貢献していきたい。」(司会者の岡 進さん)
【横浜YMCAの維持会員の活動について】
★会員事業委員 後藤 美紀さんからのアピール
「横浜YMCAは愛と奉仕の精神に基づき、誰もが公平に将来の夢や希望を描ける平和な社会の実現に取り組んでいる。また、YMCAのネットワークを通して、国際地域活動を展開している。そして私たち維持会員は、ボランティア活動への参加、各委員会活動、各種イベントへの参加、そして維持会費の納入を通して横浜YMCAを支えている。維持会員の私たちの活動は多岐にわたる。この後には、10月にはチャリティ―ランがある。
11月には各YMCAのバザー。12月17日には横浜海岸教会で横浜YMCAクリスマス礼拝がある。そして、2月には昨年“ピースフォーラム”として開催した会員大会もある。ピンクシャツデーや各YMCAで行っている活動など、ここでは紹介しきれない活動が本当に多くある。これらの活動は毎月届く『横浜YMCAニュース』『横浜青年』や
★ 強い義務感をもとう 義務はすべての権利に伴う ★
横浜YMCAのホームページでご覧いただける。ぜひ、“明日の笑顔を輝かせる為に” 横浜YMCAの活動を皆で支えていきたい。そして、”新しい出会いや皆様の想いを生かせる場所がYMCAにはきっとある’との想いをつなげていきたい。どうぞよろしくお願いしたい。」と話された。
【閉会礼拝】(11:45-12:00)
佐竹 博 横浜YMCA総主事は、「コロナ禍のこの3年間、維持会員の皆様のお支えによって、YMCAは何とか活動を続け、多くの青年や大人の方々、地域の方々、また世界の方々とつながり、事業活動が継続されている。今日は会員の皆様の相互のつながりと、YMCAをよく知っていただきたいと事業の紹介もあった。ワークサポートセンターの方々は、世の中に出て社会を構成する一人として活躍する為に、日々楽しみながらスキルを身につけようとしている。それを支えるスタッフやボランティァの多くの方に感謝したい。こうした活動を通して、多くの方々が理解を深めていくような活動となることを願っている。また、国際関係の話題についても紹介された。(今日はウクライナ方の話でしたが…) ‘今私たちの近くにいる人たちと相互に理解し合って活動していく、共に生きていくことが大事だ’と感じていただけたらありがたい。ウクライナの皆様とのお付き合いは半年程過ぎたが、ウクライナの方々は私たちの“隣人(となりびと)”になろうと努力されている。私たちもまた、“隣人”になれるように、ますます理解を深め、共に歩んでいけたらと思う。」と挨拶された。
★最後に。『横浜YMCA-私たちの使命-』を皆で交読して会を閉じた。
【YMCAマルシェ】(12:00-13:00)
~販売ブースにて~
★共生社会創出を願うマルシェ。美味しく、楽しく、物品購入を通した交流、『国際貢献』の場でもあった。
・ウクライナの伝統菓子リンツィやお人形・株式会社近澤レース店のウクライナ支援ハンカチ・ミャンマーのフェアトレードコーヒー・タイのパヤオクラフト・アンジュのクッキーなど関連品
私たち維持会員は、それぞれの想いでYMCAに関わっているが、今日の会を通して、『YMCAの活動の奥深さ』にますます気づかされる。この横浜YMCAフェスタは、YMCAの活動をもっと知り、YMCAと一緒に活動していける何かが
見つかるように、一緒に活動する仲間と繋がれるように、そして自分自身も、地域がさらに良くなっていく活動に繋がるようにとの願いが込められている。